西三河の家づくり

西尾の夏は、もう「昔の夏」ではありません。地元50年の大工が”断熱”にこだわる理由

「エアコンをつけているのに、2階の子ども部屋が夜まで暑い」

「電気代の明細を見るのが、正直こわい」

西尾市・碧南市・安城市・知立市・蒲郡市・幸田町で家づくりを考えている30〜40代のご夫婦から、最近よく聞く言葉です。お二人とも働きながら、お子さん二人を育てている。だからこそ「家は買って終わりではなく、35年のローンと毎月の光熱費を含めた”暮らしの固定費”だ」と、みなさん肌で感じておられます。

今回は、西尾市一色町で1973年から家をつくり続けてきた私たち都築建築が、なぜ「断熱」に強くこだわるのかを、この地域のデータを交えてお話しします。

データで見る、西三河の気候はここまで変わった

まず、私たちが家づくりの前提にしている数字をご覧ください。

  • 名古屋の年平均気温は、2000年の16.2℃から2024年には17.9℃へ。25年で+1.7℃上昇し、2024年は観測史上最高でした。
  • 猛暑日(35℃以上)は1980年代に年2日ほどだったのが、2024年は年39日。
  • 熱帯夜(最低気温25℃以上)は1970年代の一桁日から、2010年代以降は年20〜40日が当たり前に。
  • 愛知県の気温上昇トレンドは100年あたり+2.1℃で、日本全体の平均を上回っています。

つまり、いま西三河で建てる家は、親世代が建てた頃とはまったく違う気候の中で30年、50年と使われていくことになります。

そこに2022年の電気・ガス価格の高騰、2025年からの新築住宅への省エネ基準義務化が重なりました。「断熱は贅沢品」だった時代は終わり、「断熱こそ家計を守る装備」になったのです。

地元だからわかる、この土地の”クセ”

都築建築は、西尾市生まれの建築家と西尾市の大工が一緒に家をつくる会社です。

たとえば西尾市の中には、大雨のときに「水に浸かりやすい場所」があります。地元で代々家を建ててきた大工なら誰でも知っている土地のクセです。私たちはそういう土地では、あえて地盤を高くして家を建てます。2025年の台風15号でも市内で床上浸水が起きたように、この地域の水害は”想定外”ではなく”想定内”だからです。

断熱も、まったく同じ考え方です。

「全国一律の標準仕様」ではなく、西尾の夏と冬をこの目で見てきたからこそ決められる仕様があります。

都築建築が”断熱”で大切にしている4つのこと

1. 数値の根拠を持って設計する

私たちは全棟、許容応力度計算という最も精密な構造計算で耐震等級3を取得しています。「感覚ではなく根拠で家をつくる」という姿勢は、断熱も同じです。

この地域の気候データを踏まえると、これから建てる家は断熱等級6以上(HEAT20 G2水準・UA値0.46以下)を目指すことが、光熱費と快適さの両面でもっとも納得できるラインだと考えています。

2. 太陽の角度を読んで、庇(ひさし)で日射を切る

西尾〜蒲郡の緯度(北緯約34.85°)では、夏至の太陽の南中高度は78.6°、冬至は31.7°です。

ほぼ真上から射す夏の日射は、南側の窓の上に600〜900mmの庇を出すだけで大半をカットできます。一方、冬の低い太陽はその庇の下をくぐって部屋の奥まで届き、暖房の助けになる。

断熱材を厚くする前に、まず「夏の日射を家に入れない・冬の日射は迎え入れる」。これは高価な設備ではなく、設計の知恵でできる断熱です。地元の日照を知っている設計者だからこそ、迷わず判断できます。

3. 断熱は「材料」より「施工」で決まる

断熱性能は、カタログの数値どおりには出ません。断熱材にわずかな隙間があるだけで、そこから熱と湿気が出入りし、性能は大きく落ちます。

都築建築は大工職人を正社員として育成し、自社の大工が現場を手掛けています。構造材は自社倉庫で自然乾燥させ、木のクセを見極めてから使う。そこまで木に向き合う職人が、断熱材の充填や気密処理を丁寧に仕上げていく。「誰が施工するか」まで責任を持てることが、地元工務店の断熱の強みです。

4. 100年住める家だからこそ、断熱も”長持ち”を選ぶ

私たちの家づくりの指針は「100年住める家」。日本の住宅の平均寿命は約30年といわれますが、35年ローンを払い終える頃に建て替えでは、家が家計の重荷になってしまいます。

断熱も同じで、初期性能だけでなく、壁の中で結露を起こさず、何十年経っても性能が落ちにくい構成を選びます。よく乾いた木材を使うことは、耐久性だけでなく壁内結露を防ぐうえでも大切なポイントです。

世帯年収700万円のご家族にとって、断熱は「一番確実な投資」

「性能を上げると、その分高くなるのでは?」というご心配は当然です。

ただ、私たちは営業専任スタッフもモデルハウスも持たず、その分の費用を材料費に回しています。高性能でありながら家計と暮らしに優しい「ちょうど良い家」が、都築建築の目指すところです。

断熱の良い家は、

  • 夏、2階の子ども部屋も寝室も涼しく、エアコン1台の連続運転で家中が安定する
  • 冬、脱衣所やトイレが寒くない(ご両親が遊びに来ても、ヒートショックの心配が減る)
  • 猛暑日39日・熱帯夜30日の夏でも、電気代が読める

という形で、毎月の暮らしに返ってきます。共働きで日中家を空ける時間が長いご家庭ほど、「帰宅したときの室温」と「毎月の光熱費」の差は大きく感じられるはずです。

西尾で50年。これからの50年も、この土地の家を

気候は変わりました。けれど、地元の大工が代々受け継いできた「この土地で、どう建てるべきか」という知恵は、変わらずに生きています。

そこに建築家としての数値の根拠を重ねて、西三河のこれからの気候にちょうど良い家をつくる。それが都築建築の断熱へのこだわりです。

「うちの土地だと、どのくらいの断熱が適正なの?」「予算の中で、どこに優先してお金をかけるべき?」

そんな段階からで構いません。西尾市一色町の事務所(キッズスペース完備)で、予約制・参加費無料の家づくり個別相談会を開いています。しつこい営業は一切しません。お子さんと一緒に、気軽にお越しください。

株式会社都築建築

愛知県西尾市一色町千間下通西44-3 TEL 0563-73-5902

施工エリア:西尾市・碧南市・安城市・知立市・蒲郡市・幸田町

※本文中の気候データは、気象庁(名古屋観測点)、国立天文台の計算式、Amigo建築コンサルティング「西三河 六市町 市場調査レポート(2025年)」に基づいています。

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