富山の暮らしから生まれる「デザイン」。雪・日差し・広い敷地を知る工務店がつくる、共働き子育て世帯の家
こんにちは、太平ハウス・ラボです。
これまで「断熱」「気密」と、家の性能についてお話ししてきました。今回のテーマは「デザイン」です。
家のデザインというと、外観のかっこよさやインテリアのおしゃれさを思い浮かべる方が多いと思います。もちろんそれも大切です。ただ私たちは、デザインとは「見た目」と「暮らし心地」が掛け合わさって、はじめて完成するものだと考えています。
そして暮らし心地は、その土地の気候や暮らし方と切り離せません。今回は富山の地域データをもとに、「富山だからこそのデザイン」についてお話しします。
軒の深さは、富山の太陽から決める
富山市は北緯約36.7度。太陽が最も高くなる正午の角度は、夏至で約77度、冬至で約30度です。
夏は高い位置から照りつける日差しを、軒や庇でさえぎる。冬は低い位置から差し込む日差しを、部屋の奥まで取り込む。南側の窓の上に軒や庇をしっかり設けるだけで、夏は涼しく、冬は暖かい家に近づきます。一方、朝日や西日が低い角度で差し込む東西の窓は、軒だけでは防ぎきれません。窓の大きさや位置を工夫したり、外付けのブラインドや落葉樹を組み合わせたりと、方角ごとに窓のデザインを変えることが大切です。
富山地方気象台の年平均気温は、2023年に16.1℃と統計史上最高を記録しました。暑さが厳しくなるこれからの富山では、軒の深さや窓の配置も「性能」の一部です。
現在、富山市速星で建築中の新しいモデルハウス(2027年1月オープン予定)でも、深い軒や落ち着いた風合いの塗り壁、木の質感を取り入れ、街並みや緑に溶け込む佇まいを目指しています。
実は当社は、住宅の意匠やプランニング、住宅性能などを総合的に審査する「LIXILメンバーズコンテスト2022」で、エコロジー賞(パッシブデザイン部門)に入賞しています。受賞したのは富山市内のお住まいで、夏の日差しによる熱の入りやすさを示す値(ηAC値)は1.4と、日射をしっかり抑える性能を備えています。しかもその性能は、コンテスト向けの特別仕様ではなく当社の基本スペックです。
雪と雨の多い富山だから、「玄関」にこだわる
平成18年豪雪や2018年の北陸豪雪など、富山は大雪と隣り合わせの地域です。雨や雪の日が多いこの土地では、玄関まわりのデザインが毎日の快適さを左右します。
太平ハウス・ラボでは、来客用のメインホールと家族用のファミリー玄関(内玄関)を分ける間取りをご提案しています。シューズやコートをたっぷり収納でき、濡れた雨具もそのまま掛けられる工夫があるので、雪の日も玄関が散らかりません。雨の日でも自転車を停められる玄関ポーチや、雨具やアウトドア用品をしまえるエントランスクロークもご提案しています。
外観も「おしゃれ」だけで決めるわけではありません。雪の重みを受け止める強い骨組みや、雪から土台を守る高さ400mm以上の基礎など、雪国で長く美しさを保てるデザインを大切にしています。共働きのご家庭にとっては、出勤前の雪かきも大きな負担。駐車スペースから玄関までの距離やアプローチの配置も、設計段階で考えておきたいポイントです。
広い敷地を活かして、平屋や中庭のある暮らしを
富山市の1住宅あたりの敷地面積は360.8㎡で全国6位。延べ面積も118.4㎡と全国平均(約91㎡)より広く、持ち家や一戸建ての割合も全国を上回っています。
このゆとりある敷地は、富山で家を建てる大きな魅力です。最近は「将来まで見据えて平屋にしたい」というご相談も増えています。
当社の平屋「ヒララボ」では、プライベートな中庭とインナーテラスのあるプランもご提案しています。周囲の視線を気にせず、子どもを外で遊ばせたり、週末に家族でごはんを楽しんだり。広い敷地を持つ富山だからこそ叶う、ぜいたくな暮らし方です。実際に「休日はタイルテラスでゆっくり食事を楽しみたい」という夢を叶え、初夏の富山の暮らしを満喫されているお客様もいらっしゃいます。
共働きが多い富山だから、「家事がラクになる間取り」を
富山県は女性の有業率が全国3位と、共働きのご家庭がとても多い地域です。平日の朝と夜は、とにかく時間との勝負ですよね。
太平ハウス・ラボの設計は、家事のプロであるママの目線をしっかり取り入れています。
- 水まわりを集めた回遊動線:キッチン・洗面・浴室を近くにまとめ、少ない動きで家事が完結します。
- ランドリールーム+ファミリークローゼット:洗う・乾かす・しまうが一か所で完結。富山は湿度が高く、春先は黄砂や花粉も多いため、室内干しがしやすい間取りが重宝します。
- 帰宅動線と収納:玄関から手洗い、収納、リビングへとスムーズにつながり、「ただいま」からの片付けがラクになります。
子育てしやすく、家族の気配を感じるデザイン
子育て世帯には、家族のつながりを感じられる空間づくりも大切です。
キッチンの横にダイニングを置けば、子どもが宿題やお絵かきをしている様子を見守りながら家事ができます。リビング階段や吹き抜けで、2階にいる家族の気配も自然に伝わります。子ども部屋は、小さいうちは仕切らずに広い遊び場として使い、成長したら2部屋に分けられる可変性のある設計をおすすめしています。
地震に強い構造が、デザインの自由を広げる
令和6年の能登半島地震では、富山県内でも22,818棟の住家に被害が出ました。安心して暮らすためには、構造の強さは欠かせません。
太平ハウス・ラボが採用するJWOOD工法は、強い構造用パネルで家全体を支えるため、余計な柱や壁を減らしやすいのが特徴です。耐震性を確保しながら、約23帖の大空間LDKや吹き抜けといった、開放的なデザインも実現できます。「強さ」があるから、「デザイン」を諦めなくていいのです。
「私たちらしさ」を形にする家づくり
太平ハウス・ラボでは、間取りも仕様もインテリアもすべて自由に選べる「フルオーダー住宅」のほか、予算を先に決めてから設計を進める定額制注文住宅「Haco*2」もご用意しています。Haco*2では、ボタニカルやジャパニーズモダンなど複数のインテリアスタイルから、どれを選んでも同じ価格で好みの空間をつくれます。
無垢の床材や造作家具、外壁の素材選びまで、ご家族の「好き」を一つひとつ形にしていきます。当社には一級建築士をはじめとする設計スタッフが在籍しており、設計相談会では実写のような高精細パースで、建てる前に完成後の空間をリアルに確認いただけます。
まとめ:地元を知っているから、富山に似合うデザインがつくれる
全国どこでも同じデザインの家を建てることもできます。でも、富山には富山の太陽の角度があり、雪や雨があり、広い敷地と共働きの暮らしがあります。
2003年の設立以来、富山で家づくりを続けてきた太平ハウス・ラボは、「設計デザイン × 暮らし心地」を大切に、この土地に似合う、長く愛される住まいをご提案しています。
「わが家ならどんな間取りができるだろう?」と思ったら、ぜひお気軽に設計相談会や見学会へお越しください。富山の家づくりのプロが、ご家族らしい住まいを一緒に考えます。